入園式、卒園式のパパの服装『オシャレ』と『身だしなみ』は違うんです!

1,パパの服装『オシャレ』と『身だしなみ』は違う

ここで質問です。

Q1 仕事の時は、オシャレをしますか?身だしなみを整えますか?

Q2 デートの時、オシャレをしますか?身だしなみを整えますか?

Q3 結婚式等の式典の時は、オシャレをしますか?身だしなみを整えますか?

答えは、全て、『身だしなみを整える』です。

理由は、『相手』がいることだからです。

一人でお出かけや、親しい友人とのお出かけや、飲み会とかであれば、『オシャレ』をしていきましょう!

今回は、入園式又は卒園式の場合のパパの服装です。

最初の質問に戻るなら、Q3の式典等の参加に該当します。

ここは、『オシャレ』ではなく、『身だしなみを整え』て参加しましょう。

では、『身だしなみを整える』とはどういうことでしょうか?

「身だしなみ」の意味を辞書でひくと、

1. 人に不快感を与えないように、言動や服装を整えることまた、その心掛け。

2. 身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸」とあります。

単に服装のことだけでなく、言動や教養までも「身だしなみ」の一部なのですね。

とは言え、言動や教養は、入園式にあわせて変えることはなかなか難しいので、

ここは、当日は『寡黙な男』を演じきりましょう!!喋らなければ何とかなります。

自信のある方は、積極的に。

では、これから『服装』について整えていきましょう。

 

2,入園式、卒園式のパパの服装とは?

そもそも、入園式等で服装の決まりがあるか?ないか?ですが

決まりが無いが大半だと思います。

ですから、極端な話、普段着でもダメではない。ジャケパンスタイルでも、『ま~いるよね~ジャケパンのパパも』と思われるぐらい。

でも、この場面では、浮きます。確実に。

だったら、フォーマルウェア(礼服等)はどうか?

これまた場違い感が出ます。式典なので、フォーマルウェアは、先生方や、来賓の方の服装になります。

じゃ~どうしたらいいのか?

では、仕事で着ているスーツはどうか?

はい。この辺が落としどころになります。

普段、スーツでお仕事をしている場合は、そのスーツでも大丈夫です。

ただ、そのままだと『仕事感』丸出しな感じなので、多少の工夫が必要になります。

こういうのを私が知る限り、

TPOというのだと思います。

入園式、卒園式等に参加するパパのTPOクリアの服装は?

TPOクリアの服装と、『見だしなみを整えた』服装は似ています。

要は、その場をわきまえた服装です。

入園式、卒園式等は、いわゆる式典です。

主役は誰ですか?

そう、子供たちです。

目立つ存在にすべきは、子供たちです。

つまり、子供たちより目立つ服装は場違いになります。

主催は誰ですか?

そう、保育園、幼稚園、学校等の関係者になります。

つまり、この方たちがいわゆる『正装』フォーマルウェアであるべきなんです。

では、パパさん、ママさんは?

あくまで、主役の子供たちの『親』です。

そのなかでも、ママさんは準主役級だと考えましょう。

なので、パパさんは目立たず、

ママさんの邪魔にならない服装で、

かつ、主役の子供を引き立てる服装。

これが正解の服装になるのかな~と思います。

どうですか?

イメージつきましたか?

おそらく、だいたいのパパさんが、このイメージから思いつくのは、

スーツだと思います。

ですから、普段着や、ジャケパンはダメではないけど、

また、『スーツを着てきてください』という決まりもないけど

どうしても浮いてしまう存在になってしまうんですね。

答えは『スーツ』でした。

では、どんなスーツを着ていけばよいか?

深堀しましょう。

色:

ダークトーンの無地又は、目立たない程度のストライプまでならOKでしょう。

スタイル:

シンプルな2つボタンのシングルの2ピーススーツでいいかと思いますが、貫録を出すなら3ピースもありです。

ダブルのスーツは、似合う似あわないが激しいものだと思うので、もし、これを機会にスーツを新調しようとお考えの場合は避けた方がいいと思います。

☆スーツで大事なのは、身体に合っているサイズ感です。

サイズが合っていないダボダボのスーツや、ピチピチになって前のボタンが閉まらないようスーツは買い替えましょう!!

最近では、オーダースーツもなかなか安く作れるようになってきています。

納期もあるので、もしご検討の際はお気をつけください。

 

シャツ:

ボタンダウンのシャツは避けましょう。カジュアル感が出てしまうので、式典には不向きだと思います。

シャツの色は、基本『白』の『無地』とし、スーツやネクタイとのコーデ次第では、例えばサックスブルーや、淡いピンクぐらいまでなら、OKかもです。

ネクタイ:

柄物に柄物を合わせるのはハードルが高いので、もしスーツがストライプ調だったり、シャツに柄がある場合は、『無地』を選んだ方が無難です。

ネクタイの色は、目立たず邪魔せずを基本として、少し華やかさを出してあげてもいいかもしれません。

例えばですが、季節感を出した、薄い、淡いピンク(桜の季節のイメージ)だったり、淡い水色なんかもいいでしょう。

タイピンで留めて、少し華やかさを出しても問題ありません。

※注意!! 絶対避けなければいけないネクタイの色があります。

それは、黒と白です。理由はわかりますよね。絶対ダメです。

靴:

ズバリ一択、黒のストレートチップです。

少し華やかさを出したとしても、セミブローグぐらいまでにしましょう。

当然ですが、しっかりメンテナンスして当日を迎えましょう。

https://youtu.be/dTzCyp6wCEw?si=mKg02SPb1CFL0pVN

靴修理・靴磨きPenta広島さんのyoutubeから引用

もし、この機会に新調するなら、スコッチグレインなんかいかがでしょうか?

価格も高すぎず、でも本格的な革靴。

そして、安心の日本製。

ベルト:

靴の色に合わせて、黒が良いでしょう。

バックルも主張が激しいものは避けて、シンプルなものを選びましょう。

黒ベルトもあれば何かと重宝します。ない場合は買いましょう。

腕時計:

シンプルなデザインのものにしましょう。スポーツウォッチや、ド派手なブランド時計は避けましょう。

今のご時世、腕時計は持ってない、着けないという方や、スマートウォッチしか持ってないという方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、着けなくても大丈夫です。むしろ、子供の大事な式典なので、時間を気にせず堪能したいという気持ちの表れと考えることもできます。

シンプルな2針、3針の腕時計をお持ちの場合、着けましょう。無理して買う必要はないかと思います。

その他、ポケットチーフは必要?

答えは、あってもなくても良いです。

ただ、どうしても、どう頑張っても仕事感が出てしまいそうなスーツなら、ポケットチーフを付けてちょっと華やかさを出しても良いでしょう。

式の後、仕事に行かなくちゃならないお忙しいパパさんもいらっしゃると思います。

その場合は、シャツや、ネクタイは、なるべくシンプルで、仕事で派手になる過ぎないようにしたいと思うので、仕事用のシャツ、ネクタイに白のチーフだけ刺しましょう。

これだけでも、仕事感は多少抜けるので、あれば使いましょう。

 

ちなみに、ですが、結婚式などパーティーの際、男性のフォーマルウェアにはほぼ必須の装飾である。とされています。

素材は綿、麻、絹、プリエステル等であり、絹や麻が正式とされているが、今日では特に問われない。

歴史上、最初に胸ポケットが施されたのは、19世紀半ばのチェスターフィールドコートからだと言われている。

ちなみにコートの胸ポケットに挿すのはポケットチーフではなくグローブ(手袋)というのが当時の常識。

1920年代に入ってようやく、ポケットチーフを挿すための目的でジャケットに胸ポケットが施されるようになる。

これによって実用品としてのハンカチを、装飾品として胸ポケットに挿すという習慣が徐々に紳士の間で定着。ポケットチーフの歴史は約100年ほどと意外に浅い

主に燕尾服やフロックコートの着こなしにおいて取り入れられ白いリネン(麻)のチーフが用いられることが多かったため、次第に「フォーマルな装いには白チーフ」という暗黙のルールが形成される。

ちなみに、ポケットチーフや、ポケットチーフと起源を同じくするハンカチといえば正方形がベーシックだが、これには理由がある。

1785年に、マリーアントワネットの進言を受けてルイ16世が「国内のハンカチはすべて正方形に統一」という法令を発表。

中世の貴婦人の間で、ハンカチを手に持つことがおしゃれの定番となっており、競い合うように円や楕円、星型、三角形などさまざまな形状のハンカチが氾濫。

さらには宝飾品を施したりするなど華美なものも多かったがマリーアントワネットはそれを嫌ったと言われている。

3,普段のスーツを使う場合

少し前にも触れましたが、普段使っているスーツでも構いませんが、仕事感丸出しのスーツや、明るい色のスーツは避けましょう。

なるべくダークトーンで、無地又は、無地に近いストライプ程度であるかどうか確認しましょう。

ダークトーンスーツ(又はダークスーツ)とは、簡単に言ってしまえば、そのまま『暗い色』のスーツです。

かといって、フォーマルな、ブラックスーツではないので礼服等に見える深い黒色は避けましょう。

と、いうより、もう『黒』は無しとお考え下さい。

となると、濃いグレーや、濃いネイビーになってくると思います。

もし、お持ちでない場合は、このダークトーンのスーツはとても使い勝手いいので新調しても損はないと思います。

あと、大事なサイズ感もチェックしましょう。

ダボダボ、ピチピチはカッコ悪いです。

子供たちの引き立て役のパパさんがダボダボなスーツや、ピチピチのスーツでは子供も引き立てられません。

たぶん、後日写真を見て後悔することになるでしょう。

より良い黒子となるように、目立たないけど、ピシッとカッコよくたたずむパパになって下さい。

4,新しくスーツを新調する場合

もう、この際新しいスーツを買ってしまおう!!とお考えの方は、時期にもよりますが、オーダースーツに挑戦してみましょう!

オーダー初めての方でも、ここまで読んでいただけたら注文も簡単にできると思います。

ポイントだけ抑えましょう。

1,スーツの色は、ダークトーン。濃いネイビーか、濃いグレーです。

2,間違いのないようにスタイルは、シングルの2ピースでいいと思います。ご予算に余裕があるのであれば、3ピースでも良いでしょう。

基本、オーダーで作るなら、スタイリストさんや、店員さんなどのプロがしっかり採寸して、身体に合ったサイズで作ってくれると思います。

ただ、良くチェックしておくべき点があります。

それは、

1,袖丈:これは、腕を下に降ろした状態で、シャツの袖が、1センチから1.5センチぐらい見える程度が理想とされています。

長すぎたり、短すぎると、せっかくオーダーで作ったのに、既製品感がでてしまいます。

2,スラックスの丈:これもチェックが必要です。これは、靴を履いた時に、ほんと少しだけスラックスがよれる程度が理想です。

『ワンクッション』とも言います。

この2点のチェックをお忘れなく。

可能であれば、入園式、卒園式等の当日に着ていく予定のシャツや、靴を持って行って合わせてみるのが良いと思います。

また、オプションでいろいろカスタムできる箇所もあります。

例えば、裏地だったり、ボタンだったり、他にもいろいろ

そこは店員さんとよく相談しながら考えてみても楽しいですよ。

むしろ、そこがオーダースーツを作るときの醍醐味であり、ワクワクするひと時でもあります。

ポケットチーフをさす前提なら、『バルカポケット』なんかもいいですよ。とかね

 

5,入園式、卒園式のパパの服装の便利アイテム

ちなみに、入園式、卒園式にパパはバッグが必要か?問題:クラッチバッグで解決。

あった方が良いです。これは絶対です。

財布、スマホだけだったとしても、これをスーツのポケットに入れておくと、そこだけが重さでヨレっとしてしまいます。

これはカッコ悪いです。

かといってママさんに財布、スマホを持ってもらう

これもダサいですね。子供の晴れ舞台で、子供みたいなことはやめましょう。自分で持ちましょう。

ママさんも、色々と持ち物があるので、ダメでしょう。

かといって、仕事で使っているブリーフケースや、トートバッグ、最近ではリュックの方も多くなりましたが、そのようなタイプのバッグは避けましょう。

仕事とは違う場面なので、TPOに合っていません。

ではどうするか?

おすすめは、クラッチバッグです。セカンドバッグとも言うでしょう。

サクッと、財布とスマホぐらいを入れておき、スマートに持つ。

結婚式などでも使えるし、一つ持っておくと良いでしょう。

↓安くて良さそうなの見つけました。こんなのはいかがでしょう?私も購入済み。

携帯用の靴ベラは買っておきましょう。

革靴は、可能な限り、靴ベラを使って履きましょう。

式典の会場は、たいていが室内です。

つまり靴の脱ぎ履きがあります。

園によっては、備え付けの靴ベラがあるかもしれませんが、込み合う場合もあるし、

衛生的に考えても、携帯用の靴ベラは買って持っておくべきアイテムだと思います。

携帯用の靴ベラを出して、キレイに靴を履くパパさんは、スマートで素敵です。エレガントささえ感じます。

そして、革靴はジャストサイズで履くべきものなので、靴ベラなしに、なしてや、靴紐をほどかず、『スポッ』とはいってしまう靴は、サイズが間違えています。

歩き姿を後ろから見てると、何となくダラシナイ感じになってしまうので、止めましょう。

お持ちのクラッチバッグ等に携帯用の靴ベラを一つ忍ばせておくことをお勧めします。

まとめと余談です。

ここまで読んでいただき本当に有難うございました。

いかがでしたでしょうか?

私も久々にスーツについて、しっかり掘り下げて、記事にしてみて改めて『スーツって奥が深いな~』と思いました。

そして、やっぱり楽しいです。スーツの事を知るということ。

ここで余談ですが、スーツの生地についてです。

入園式、卒園式にスーツがいいのはよくわかった!!

しかし、そのスーツの生地はどんなのがいいんだ?

と、思ってしまったパパさん。流石です。お目が高い!!素敵です。

例えば、卒園式又は卒業式って、だいたいのところは3月中だと思います。

この場合、冬生地のスーツはギリギリOKぐらいになります。

反対に、入園式、入学式は、4月が多いかと思います。

この場合、冬生地のスーツはダメではないけど、集合写真で浮きます。

当然ですが、夏生地のスーツは無しですね。

オールシーズンものの生地や、春夏用で、背抜きになっていない裏地のスーツが良いと思います。

とはいっても、その日の天候により暑さ寒さは変わります。

ちょっとしたスプリングコートぐらい持っているなら寒い場合は羽織りましょう。

という感じになります。

まとめですが、

結局のところ、『見だしなみ』を整えるや、TPOとは、その場に馴染む、周囲の方々との調和だと思います。

主役は誰なのか?

主催は誰なのか?

自分の役割は何なのか?

そこが分かれば、自ずと答えは出てきます。

オシャレでカッコいいパパも良いですが、集合写真で主役の子供たちを差し置いて目立つわが身を見たときにきっと後悔します。

本当のカッコよさは、その場の雰囲気に合った服装を選ぶことができるスマートさではないでしょうか?

オシャレと、見だしなみを整えるは違います。

オシャレなパパは普段着で見せましょう。

入園式、卒園式等では主役は子供たちです。

貴方は主役ではありません。

言葉をきつく言うのであれば、

ただのわき役です。

あ、、、敵作りました???大丈夫でしょうか?

なるべくその場の空気レベルまで馴染んでください。

でも、主役の父親です。

お祝いの意を表する程度の華やかさを演出します。

もう簡単ですね。この記事を読んでいただき、準備をしましょう。

大丈夫です。

その他記事も読んでください。

https://oyazinokosodate.online/archiv

https://oyazinokosodate.online/archives/805

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